それって、必要?筆子さんの本を読んで

それって必要?筆子

モノが多いなと思っていませんか?
現在は、モノがあふれています。
多くの人が悩んでいるものについて考えたいと思います。

本当にそれって、必要?

普通にしていたら今の時代、モノは増えていきます。
疑問に思うようになり、いろいろ調べるようになりました。

家族が増えるのを機に物も増えるパターン

子どもが生まれると、あまりモノを増やさないでやり過ごしたい気持ちとは裏腹に、その時だけ必要なものというものも結構あります。
大きくなるスピードも速いので、洋服などのサイズダウンも早くすぐに着れなくなってしまいます。

こんまりブームもありました

少し前に、近藤麻理恵さんによる人生をときめく魔法の片づけという本が一大ブームになり、私も読みました。
彼女の方法は、家中にある洋服を一つのところに集め、ときめくものだけを一つ一つ手に取って残すという方法です。
洋服が済んだら、本、書類、小物、思い出品という分類で順々に一気に片付けるというものです。

不要なものを処分し片付けていくと、8割くらい過ぎたころ、良い事が舞い込んできたりするものです。
その時、片付けってすごい!と実感したものです。

それって、必要・・・?

もう必要ないのだけれども、まだまだ使えるというものもたくさんあって、少しずつ不用品のフリマサイトへ出品していました。
その時、筆子さんの「それって、必要?」という本に出合いました。
この本の副題は、「いらないものにしばられずに、1週間で人生を変える30の方法」です。
副副題は、なかなか捨てられないもの、気乗りのしない人間関係、家事や仕事のあたりまえ、自分で自分を忙しくしていませんか・・・。です。

断捨離だけではなく、人生の整理も書かれていて、前作の「1週間で8割捨てる技術」の第2弾の本です。

ものの捨て方で、増えてしまったものを捨てるOUT部分だけではなく、IN 部分にあたる「買う」ということに対しても、考えさせられるものがありました。

例えば、買うことの行為に制限をかけると必要なものが見えてくるというものです。
・1か月だけコンビニに行くのをやめる
・1か月だけ100均では何も買わない
・半年だけセールでは何も買わない。
・1か月だけチョコレートを買わない。
・3か月どうしても必要なものしか買わない
・半年間、消耗品のストックの大量買いをやめる
・今後1年、子供のおもちゃは、こどもの日、誕生日、クリスマスにしか買わない。
・二度と福袋は買わない

買ってしまうから増えるのです。
当たり前のようで、今より、よりよくなると錯覚して物を購入するわけです。
しかし、その分増えたものを使いこなすために、時間とスペースとお金を費やすため、購入したことによって満足すると錯覚して、実はどんどん不便にさせていたのでは?と思うようなりました。

少し前までは、ミニマリストだったかも・・・

小さいとき、親はそんなに物を買ってはくれませんでした。
ピアノが大好きでしたので、お小遣いで当時1000円くらいのショパンの楽譜集を購入すると当面その楽譜を練習するだけで夢中になる時間ができました。
私の部屋にあったものは、勉強机と本棚とピアノだけでしたが十分でした。
会うたびにすごい数の洋服を揃えているお友達をそんなにうらやましいとは・・・思いませんでした。
クリスマス柄のセーターを新調して着てきているのを見ると、クリスマス時期しか着れないのでは?と子ども心にもったいないかなと思っていたくらいです。

いつから物が増えるようになったのでしょうか?

大人になり就職をし、切磋琢磨して人生を歩んでいくと、お金を稼ぐようにもなりましたがそれと引き換えにたくさんのストレスを抱えるようにもなったと思います。
ストレスの解消に物を買うということは、ストレスの解消に一瞬なるのでしょうが、実はさらにストレスを増やしていくスパイラルになっていたんですよね。

祖母が亡くなる時思ったことは

数年前に大好きな祖母が天寿を全うし、大勢の人に囲まれて看取られたとき、大切なことはモノではないと気付かされました。
そう思ったとき、本当にそれって必要?というものが、自分の周りにはたくさんあることに愕然としてきました。

自分の一日を考えたときに、本当に必要なものって?

一日を振り返ってみると、朝起きて、食事をして、仕事をして、育児をして、ちょっと好きなことをして、お風呂に入って、良質な睡眠をとれて、また次の日を迎える。
そう思ったら、一時期、必要と思ってそろえたものも、いらないものがどれだけ多いかと思うようなりました。

洋服も、実は自分で気に入って買ったもので、バーゲンではなくで買った服は着ていないという事がわかりました。
気に入って買った洋服を、大事に何度も着ている自分がいることに気づきました。
たくさん持っていても、気に入ったいくつかの服を着まわしているのです。

親が実家にあった服を持ってきたりするのは、どうせ着ないので迷惑だったということに気づきました。
一度受け取らないと気が済まないのであるならば、そのあと、着ないものならばすぐ処分することも大事という事を思いました。

とにかく今ある無駄遣いを徹底的に洗い、いま家にあった必要ないものをかたっぱなしに年内には処分しようと心に誓うきっかけになりました。

不要なものはかたっぱしに・・・

今は、フリマアプリや寄付など調べれば処分する方法がたくさん出てきます。

より分けてみたものの、捨てるにはもったいないものがどうしても処分が鈍くなりがちです。

なぜ、人はいらないものを買うのか

女性は、その商品を見たときに、一瞬で思いが叶うと錯覚すると衝動買いもしてしまうそうです。
それが女性に売るマーケティングとして研究もされているくらいだそうです。

買う=お金だけではなく時間も奪われる

でも一瞬だけで終わるものは、そのあと持っていようか処分しようか迷う時間を取ります。
そして、処分することになったらまた、処分するための時間を取られます。

今後は、買うからには、処分するまでそのものには時間を取られるということを常に考えられるようならないといけないなと思い知らされました。

私は小さいときから本が大好きでしたが、どうしても手放したくないもの以外、一度は購入したのですからどんな魅力があったのかをお伝えして少しずつ処分しようと思います。

すぐ処分していない本は、やはり何かひっかかるいいものが書かれているものばかりです。千円二千円前後でいいことがいっぱい詰まっています。これからも読みたい本は次々出てくるのです。
少しずつ整理して、もう少しコンパクトなところへ引っ越しても大丈夫なくらいに、物を減らせるのを目標にしようと思います。